自社アプリを活用した飲食店の集客術5選!従来の集客方法とは違う新たなアプローチ
突然ですが、飲食店経営で一番悩むことってなんですか?多くの人が迷わず「集客」と答えるはずです。
いくらおいしい料理を作っても、インスタ映えするようなきれいな雰囲気の店内でも、お客様が来てくれないとそもそもお店が成り立ちませんよね。
しかし雑誌に広告を掲載したりするとかなり費用が掛かるし、実行しにくい・・・。
ウェブページやSNSなど、ネット媒体を活用して販促すれば安くコストを抑えられるし、高い集客効果も望めます。ただし現在のウェブ市場は飽和状態になり、中途半端なコンテンツや投稿内容は見向きもされないことも。
また、たとえユーザーが自分のホームページやSNS投稿を見てくれても、実際の来客(いわゆるコンバージョン)に繋がらないと意味がありません。
そこで提案したいのが「自店舗のアプリを作る」こと。自社のアプリを作ると様々な点で集客を見込めます。今回は数ある集客方法でも自社アプリを作成するメリットを、他媒体と比較しながら紹介していきます。
1:飲食店における従来の集客方法
従来の集客方法と言えば、下記が挙げられます。
- DM/チラシ
- クーポン
- フリーペーパー
- ポイントカード
DM/チラシ
見込み客の自宅にDMを送ったり、チラシを新聞に折り込んで販促する方法です。
しかしこの方法だと相手が届いたDMやチラシを見てくれるかそもそも不透明。
チラシの場合は特に新聞や直接投函など問わず、配布地域全体に配られますが、実際の集客に繋がるのは例外を除き少数。
また物理的に広告を刷るとコストがかかるのは世の常です。
クーポン
ローカル雑誌に入れ込んだり、店舗で配布するなど、クーポンを使った集客方法もありますね。
この方法もローカル雑誌にクーポンを入れ込む場合は掲載費などコストがかかります。
また自分たちで作ったクーポンを店舗で直接配布するのは多少なりとも集客に効果が確かにありますが、配布できる相手は「一度訪問したお客様」。つまりまだ来ていないお客様にクーポン配布することはできません。
新規顧客獲得にも不向きなのがデメリットです。
フリーペーパー
フリーぺーパーに店舗内容を掲載して集客するのも、従来の集客方法。
しかし、この場合上記のローカル雑誌でのクーポンと同じく掲載費などのコストがかかってしまいます。またチラシと同じで自宅に届いたとしても、ユーザーが自店舗の広告を見てくれるとは限りません。フリーペーパーに同時掲載されている競合他社に埋もれて不発に終わることだってあります。
ポイントカード
若干インターネットでの集客にも被る部分はありますが、ポイントカードと連携して集客を図るのも一つの手。
この場合「楽天ポイントカード」や「Tポイント」など、大手ポイントサービスと契約してサービスを使わせてもらえる提携店になる必要がありますが、やはりここでもコストの問題が。契約料やICカードリーダーの設置など、サービス料やポイントカードを読み込む機器の設置費用が発生します。
また自店舗でポイントを貯めてくれてもそのポイントでお客をリピーターとして囲い込むのは難しく、他店舗にポイントカード利用者が結局流れて集客が不発に終わる可能性も。
従来の集客方法を上げていきましたが、「コストがかかり、集客につながるかも不透明」というのはお分かりいただけたと思います。そこで最近は、その課題を解決できる「インターネットを使った集客方法」へ販促媒体がシフト。様々なネット媒体で集客を図る店舗が増えています。
2:インターネットを使った集客方法
ネットで販促する方法は、代表的なもので下記の通り。
- メールマガジン
- グルメポータルサイト
- WEB広告
- SNS活用
こういった媒体はいわゆる「O2O(Online to Offline)」と呼ばれます。
O2Oは従来の「紙媒体やチラシなどでの販促→店舗への誘導(オフライン→オフライン)」から、「ネットでの誘導(ホームページやSNSなど、オンラインでの販促→店舗への誘導)」で集客を行う方法。実際の方法を一つずつ見ていきましょう。
メールマガジン
メール形式で自店舗のキャンペーンやお得情報の販促を行う方法です。ユーザーが登録してくれないとメールを送れないため、元々自店舗に興味を持っている、つまり実際のお客様として囲い込みやすい利点があります。
デメリット
メール内容をきちんと考えればユーザーがキャンペーンなどのURLをクリックしやすくなりますが、それにはライティングスキルが不可欠です。また最近は迷惑メール扱いになってメール自体が届かない人もいるので注意が必要。
グルメポータルサイト
「ぐるなび」のように、自店舗の情報をウェブページのように掲載。口コミ等の評判を集めて集客を図る方法です。
ブランド力があるので検索するユーザー数が多く、飲み会やパーティーなどのイベントを行うお店決めにも使われるので、上手くいけばかなりの集客が見込める可能性があります。
デメリット
デザイン面では登録したポータルサイトの見た目のままほとんど変更できません。
文面での工夫がなかったり、レビューなどが少なければ競合している他の飲食店にお客を奪われる可能性も。また多少なりとも掲載費がかかるので、その費用を惜しみたい方にもデメリットがあります。
WEB広告
「Google広告」などのWEB広告を利用し、指定したキーワード検索したお客様を引き込む方法もあります。ウェブブラウザーのユーザー属性データ(Cookie)を元にして広告を表示するので、ターゲットユーザーに販促や広告の再表示などの再販促(リマーケティング)がしやすいのがメリットです。
またチラシなどと違い、「ターゲットユーザーは夜にしか広告を見ないから夜だけ配信しよう」、「この地域のこの区域だけに配信しよう」など、時間帯や地域を限定した効果的な販促が可能。
デメリット
ウェブ広告はサービス登録が必要で、そのときに掲載費などのコストがチラシほどでないにせよ掛かります。またGoogle広告などはクリックされた量に応じて広告費を支払うクリック報酬制ですが、その場合はクリックしてくれたからと言って実際の集客には直接つながらない可能性があることにも注意。
SNS活用
販促するための敷居が低いのがこのSNS活用。
「Facebook」や「Twitter」、「Instagram」などのSNSツールにキャンペーンや自社の特徴を手軽に投稿することで販促する方法です。
何よりもコストがかからない点と、興味を持ってくれてシェアやいいね!などしてくれたユーザーによって投稿がどんどん広まり、口コミのように販促ルートを拡大できるのがメリット。
また「今すぐ発信したい」有益な情報を誰よりも速く、そして手軽にネット公開できるのもよいところです。
デメリット
「今日は何を作りました!」など、ありきたりな投稿をしては見向きもされません。「どうすればユーザーにシェアしてもらえるか」という観点からユニークな投稿を常にしないといけないのはデメリット。
またグルメポータルサイトと同じように複数の競合他社がSNS販促をしているので、その中でどうやってユニークな投稿をすればよいのか考えないといけません。
上記ネット集客方法はネット全盛期の今の時代、従来の方法より安く、効果的なのが魅力的です。
しかしメールではそもそも自社情報が埋もれて見られなかったり、ポータルサイトやSNSのプラットフォームではデザイン面をサービスに依存して自由度が低い。さらに競合他社も多数同じプラットフォームで広告掲載しているので、その中での顧客獲得への競争が激しいのは不安点。
これらのデメリットを解決する方法が「自社アプリを作る」方法。自社アプリによって、上記ネット集客ではなしえないことができるようになります。
3:自店アプリでできる集客術5選
自店アプリ作成により、今までのネット集客方法でできなかったことが簡単にできるように。その結果集客へとつながりやすくなります。
- プッシュ通知×最新情報
- プッシュ通知×クーポン
- プッシュ通知×位置情報
- デジタル会員カード
- デジタルスタンプカード
上記5つが自社アプリ作成によるメリット。詳しく見ていきましょう。
プッシュ通知の利点(最新情報・クーポン・位置情報)
1.プッシュ通知×最新情報
2.プッシュ通知×クーポン
3.プッシュ通知×位置情報
例えばメールを使っての集客の場合、多くの人に新商品やクーポンなどを配布したいと思っても基本は相手がメールアドレスを教えてくれないとできません。
一方自社アプリでは相手がアプリをインストールすれば、アプリの「プッシュ通知」で自店の最新情報を相手に伝えられます。
プッシュ通知の利点は、
- 情報発信時にサッと相手のスマートフォンに通知が表示されるので、ユーザーへの注意喚起力が高く埋もれにくい
- すぐに発信できるので、ECサイトの時限式クーポンのようなタイムリーなセールも簡単に行える
- 位置情報を組み合わせれば、自店近くにいる見込み客へクーポンやセールなどのプッシュ通知を自動で送り集客へつなげやすくなる
など。
情報発信時に通知が表示されるなど、ユーザーへの注意喚起力が高く、埋もれにくい
プッシュ通知は何といってもインストールしたユーザーにすぐ内容が表示され、スマートフォンから振動音がなるので注意喚起力が抜群。「なにこれ、面白そうだな」と思ってもらえるような内容のクーポンやセール、新商品などの情報を発信すれば相手が情報を閲覧してくれる可能性が高くなります。
また、デザインを工夫した相手の目を引きやすいインターフェースで情報発信できるのもプッシュ通知の利点。
例えばメールではレイアウトが決まっていてデザイン的に相手が興味を持ってくれにくかったり、相手が見る前に他メールに埋もれて気づかれなかったりと、集客につながりにくいデメリットも数多く存在。プッシュ通知での情報発信はそういったデメリットを解決してくれます。
またアプリアイコンにもバッチが表示されるので、「この前入れた店舗のアプリが最新情報を出している」とユーザーに視覚的に分かりやすく教えられ、アプリをタップされやすくなりアクティブユーザーが増えるのもメリット。
すぐに発信できるので、時限式クーポンのようなタイムリーなセールも簡単に行える
プッシュ通知は作成してその場でサッと送信できるので、「今日は1日限定で集客の格安セールをしよう」などの目的も簡単に達成可能。タイムリーなセールやクーポンで一気に集客できる可能性もあり、そのタイミングを逃さずに発信できるプッシュ通知とは相性抜群。
Yahooショッピングで「1日限定30%OFFクーポン配信」などがあったりしますが、それに近いことが自店でも可能になります。
位置情報を組み合わせて、近くにいる見込み客へクーポンやセールなどのプッシュ通知を自動で送れる
上記方法と、位置情報を組み合わせて集客を行えば、さらにコンバージョンを増やすことができます。
例えばGPSで自店近くのスマートフォンを持っているユーザーを自動感知して、限定のクーポンやおススメ最新情報などを発信。「近くにあるし、面白そうだから行ってみよう!」と、ピンポイントで自店周辺の見込み客を集客できます。
デジタル会員カード・スタンプカードの利点
4.デジタル会員カード
5.デジタルスタンプカード
いままで自店の会員カードやスタンプカードなど、「来れば来るほどお得をする」ような方法でリピーターを集めていた方もいると思います。しかしこの方法だユーザーのカード入れでカードがかさばったり、最悪の場合紛失したりと管理が厄介。
また「カード入れに入れたまま忘れていた」という話も珍しくありません。
しかし自店アプリだと紙のカードで管理されていた会員カードやスタンプカードをデジタルで保存・管理が可能に。「管理がしやすく、簡単に表示してスタンプや会員証を表示できる」ことで、アプリへのアクセス数が増え、結果相手の時点へのリピート率が上がります。
このように自社アプリを作ると、様々な点で恩恵を受けられるのです。
4:自店アプリを活用した集客事例
さて、ここからは実際に自社アプリでの集客に成功した事例をいくつか見ていきましょう。
スシロー
「鮮度の高いネタを安くお客に提供」するのが売りのスシロー。予約や整理券などの面倒だった手続きをアプリに集約。「アプリから手軽に予約できる」利便性がヒットして販促に一役買いました
CokeON
ご存知「コカ・コーラ」の自販機集客アプリ。自販機で飲料を購入するとスタンプが1つ貯まり、15スタンプになると1本無料で飲料が自販機で買えます。
位置情報で近くの自販機を特定して販促するなど、自社アプリにも生かせそうなノウハウが詰まっているアプリです。
5:まとめ
ここまで「【飲食店の集客】アプリを使った「無料」でできる集客方法5選!」を紹介していきました。
今までの文章をまとめると
- DM/チラシ、フリーペーパーなど、従来のオフラインでの集客はコストがかかり、見込み客へのピンポイント販促ができず注意喚起もしにくい
- インターネットでの集客方法はコストや注意喚起の面ではオフラインでの方法に対して有利に集客できるが、統一されたプラットフォームによりデザイン面で工夫に限界があり、競合他社も多い
ですが、
- 自社アプリを作るとデザイン面での工夫をアプリに反映させることが可能。
また注意喚起性の高いプッシュ通知や位置情報を利用したリアルタイムの販促などで効果の高い集客が可能
ということです。
自社アプリを作ると集客効果がてき面なのはお分かりいただけたと思いますが、通常自社アプリをいちからベンダー(ソフト作成業者)に作成依頼すると何百万もかかる可能性も。しかし現在では「コストを抑えて自社アプリを作成できる」業者も増えてきており、販促しやすい自社アプリをコストを抑えて作成可能。
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- プッシュ通知での効果的販促
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